カナダの家庭子供庁でソーシャルワーカーとして働いていたとき、バンクーバーにあるアボリジナルチームに配属されたことがありました。アボリジナルとはカナダの原住民（インディアンやネイティブとも呼ばれる）のことです。歴史的に様々なことがあり、アボリジナルの人たちは迫害され、多くのトラウマを抱え、アルコールやドラッグ依存症が大きな問題でした。

私が配属されたチームには10人ぐらいのソーシャルワーカーがいましたが、それぞれが全く異なる国や文化の出身でした。ドイツ人、チェコスロバキア人、ウガンダ人、カンボジア人、中国人、フィリピン人など。白人系カナダ人の方たちは、ゲイだったり、ユダヤ系だったり、奥さんがインド人だったり。これこそ多様性！

多くのクライアントを抱え、とても複雑でストレスのある仕事でした。生まれたての赤ちゃんを保護したり、スラム街の薬物依存者の溜まり場行くこともあり、常に緊急事態発生の日々でした。

振り返ってみると、文化や慣習の違いから、それぞれがとても異なる考えを持っていたはずなのに、なぜか皆で仲良く働いていました。なぜでしょう？「あの人は何人だから」という観念はなく、お互いに一個人として接していました。お互いの違いを超えて、お互いへの敬意と信頼があり、子供を守るとい目標のもと、それぞれが自分の仕事に専念していました。そして助けが必要な時はサポートし合うけれども、敬意と信頼があるので、余計な口出しはしませんでした。お互いを批判し合うこともなく、それぞれがとても複雑な状況の中、ベストを尽くしているという認識がありました。だから膨大なストレスを抱えながらも、皆で仲良く働くことができたのだと思います。

多様性が必要とされるいまの社会、ひとつの目標、敬意、信頼、大切にしましょう。

今回は可愛い柴犬のアニマルヒーリング体験についての感想です。

私は定期的に理恵子さんからzoomでヒーリングを受けています。だいたい心身が疲れ果てた時に受けるのですが、ヒーリングを受けると心と身体が整い、安らぎを感じ、リフレッシュできる感覚があります。

先日、我が家の愛犬が靭帯を切ってしまい大手術をしました。手術で遠方に入院し、初めて離ればなれになって、とても辛い思いをしました。入院中の途方に暮れた愛犬の表情はいまだに忘れられず、言葉が通じないぶん、いつも以上に愛情を伝えたい、少しでも癒してあげたいと思い、愛犬のヒーリングをお願いしました。

Paulさんと理恵子さんが温かく出迎えて下さり、愛犬も嬉しそうにしているのがわかりました。愛犬はいつも私のパートナーの側から離れないので、ヒーリングの間ジッとしていられるかということが心配でしたが、心配をよそに理恵子さんの前に大人しく座り、ゴロンと横になりました。何が始まるのかまるで分かっているようでした。

ヒーリングが始まると愛犬はチラチラとパートナーや私を見ていましたが、安心したのかジッと目を瞑ってリラックスしていました。優しく身体をタッチしながらヒーリングをしている理恵子さんと愛犬の様子を、私たちは微笑ましく眺めていました。その光景を見ているだけでとても幸せで、私たちが癒されていました。

暫くしたら愛犬がふと起き上がったのでどうしたのかと思ったら、理恵子さんが「もうヒーリングが充分だと感じたみたい」と。動物の本能を垣間見た瞬間でした。その後も理恵子さんの前で寝そべって、撫でてもらって本当に幸せそうでした。みんなで穏やかで優しい空間にしばらく浸っていました。我が家の絆が一段と強くなったような、そんな時間でした。

愛犬はその後めきめきと順調に回復し、散歩も前みたいにできるようになり元気いっぱいに過ごしています。本当にありがとうございました。また一緒に伺います♪

40代女性